ウォーターサーバーを解約する際の手順や手数料を知っていますか?
サーバーは基本的にレンタルされるものなので、返品もしなければなりません。解約金の発生条件や料金もメーカーによって大きく異なります。
今回は、ウォーターサーバーの解約について徹底解説します。解約方法や解約金について知りたい方は必見です。
ウォーターサーバーの解約手順
まずはウォーターサーバーの解約手順をご紹介します。
一般的な流れは以下のようになります。
- 解約申し込み
- 解約手数料の支払い(引き落としなど)
- サーバーの返却作業
- サーバーとボトルの返却
1.専用の電話番号・ホームページより解約申し込みを行う
まずは業者に対して解約したい旨を伝えることから始めます。業者によって対応窓口が異なるので注意しましょう。一般的には電話による解約申込に対応している業者が多いです。
解約の窓口 | メーカー |
---|---|
電話 | クリクラ、フレシャス、アルピナ、コスモウォーター、信濃湧水、キララ、ウォーター、スタンド、ピュアハワイアンウォーター、サントリーウォーターサーバー |
インターネット | ワンウェイウォーター、フジサンウォーター |
電話またはインターネット | フレシャス、プレミアムウォーター |
電話、インターネット、FAX | アクアセレクト |
インターネット対応の場合は24時間いつでも解約申込ができますが、電話の場合は営業時間内でなければ対応してもらえないため気をつけましょう。
2.契約期間内の場合は解約手数料(違約金)の支払いあり
サーバーをレンタルした場合は最低契約期間が設定されることが多く、その期間内に解約すると違約金が発生することもあります。支払い方法は、各業者の対応によります。
以下、代表的なウォーターサーバーの解約手数料を紹介します。
メーカー | 条件 | 解約金 |
---|---|---|
プレミアムウォーター | 基本プランで2年未満の解約 | 10,000円or20,000円※1 |
ずっとPREMIUMプランで3年未満の解約 | 15,000円or20,000円※1 | |
PREMIUM WATER MOM CLUBで3年以内の解約 | 20,000円 | |
コスモウォーター | 2年未満の解約 | 9,900円 |
フレシャス | 1年未満の解約 | 16,500円 |
1年以上2年未満の解約 | 9,900円 | |
信濃湧水 | 1年以内の解約 | 11,000円 |
ウォータースタンド | 1年以内の解約 | 11,000円 |
※税込価格
※1 サーバーの機種によって解約金が異なります。
3.サーバー返却作業の実施
サーバー解約の連絡が終わったら、サーバー本体を返却しなければなりません。水抜きを行ったり梱包を行ったりするため、手間や時間がかかります。
まず行ってほしいのが、ボトルの水を使い切ることです。リターナブルボトルに関しては回収されるため、サーバー返却時にボトルも一緒に返却しなければいけません。
ボトルの水を使い切ったらサーバーから水抜きを行います。水抜きの一般的な方法を以下に紹介します。
- 水抜きの前にあらかじめ電源を切っておく
- サーバーの後ろ側にある水抜きキャップを外す
- バケツやたらいなどで出てくる水を受け止める
- 水が出てこなくなったら終了
サーバーの背面には様々な配線があるため、ショートさせないように気をつけてください。
電源を切った直後や電源を入れたまま水抜きすると、高温のお湯が出てくる可能性もあるので、作業の数時間前にコンセントを抜いておきましょう。
水抜きについてはサーバーによって方法が若干異なることもあるため、事前に説明書を確認してから実施してください。
次に行うのはサーバーの梱包です。初回配送時のダンボールが残っている場合は、そのまま再利用してください。ない場合は業者側に連絡して、梱包用のダンボールを送ってもらいましょう。
4.サーバーとボトルの返却
ボトルの水を使い切り、サーバーの梱包作業も終わったら返却日時に業者側に引き渡します。部屋の中までサーバーを取りに来てくれないことが一般的なので、玄関先まで事前に運んでおきすぐに渡せるようにしましょう。
サーバーにはいくつかの付属品がついていることもあるので、それらも一緒に返却してください。仮に付属品を返却し忘れると、二度手間になったり賠償金を請求されたりすることもあります。
サーバーとボトルの返却にかかる配送料を違約金に含んでいる業者もありますが、実費を別途請求される可能性もあるため事前に確認しておきましょう。
ウォーターサーバーを解約した理由は?
ウォーターサーバーの主な解約理由を把握することで、サーバーの適切な選び方が見えてきます。実際にサーバーを解約した方は、どのようなことに後悔しているのでしょうか?
解約理由を4つ紹介するので、サーバー選びの参考にしてください。
注文ノルマが多すぎた
サーバー各社の多くは注文ノルマを設定しています。ノルマを下回る注文を行うと、手数料を請求する業者もあるほどです。水が余っているのにノルマを達成するため注文し続けるケースも珍しくなく、置き場所に困ることも…。
たとえばプレミアムウォーターやコスモウォーターでは、1ヶ月(4週間)あたり24リットル(12リットル×2本)のノルマが設定されています。
大人1人あたり1ヶ月で使うサーバーの水の量は12リットルとされているので、一人暮らしであると当然ノルマを達成するのは難しくなります。また二人暮らしであったとしても、家にいる時間が短かったり外食が多かったりする場合は水が余りがちです。
注文ノルマの問題を解決する方法は、自分と家族が毎月どのくらいの水を消費するのか把握する他ありません。そこで注目してほしいのが、ペットボトルの水の消費量です。2リットルボトルや500mlボトルのミネラルウォーターを毎月どの程度消費しているでしょうか?ミネラルウォーターの消費量がわかれば、ノルマが達成できるか分かるはずです。
以下に、大手ウォーターサーバーの注文ノルマをご紹介します。
サーバー | 注文ノルマ |
---|---|
コスモウォーター | 月2本(24リットル) |
プレミアムウォーター | 月2本(24リットル) |
サントリーウォーターサーバー | 月3箱(23.4リットル) |
うるのん | 月2本(24リットル) |
ちなみにアルピナウォーターやアクアクララには注文ノルマがありません。水の消費量の把握が難しい場合には、毎月の購入ノルマがないサーバーを選ぶとよいかもしれません。
ボトルの配送は一定期間であればスキップすることが可能なメーカーも多いので、上手に活用するようにしましょう。
ランニングコストが思ったよりも割高だった
多くの方は水の料金に目が行きがちで、他のランニングコストには目を向けない傾向が強いです。
ウォーターサーバーは水の料金以外にも、サーバーのレンタル料や電気代、メンテナンス料が発生することもあります。思ったよりも毎月のコストが高く、生活費が圧迫され始めたため解約に至る、というケースも少なくありません。
ウォーターサーバーを選ぶときは、トータルコストを確認してください。「電気代なんて使ってみなければわからないじゃないか」と思う方もいるかも知れませんが、多くの業者ではサーバーごとのおおまかな電気代を公表しています。
ちなみに水の消費量が多い方は、水道直結型のサーバーがおすすめです。水道直結なのでボトルの購入は不要であり、水の料金は水道代のみなので、低コストでウォーターサーバーを利用できます。
ボトルの交換や管理が大変
ボトルを持ち上げて交換するとなると、特に女性やお年寄りだとかなりの負担になります。しかも水の消費量が多ければ、それだけ交換の頻度も上がります。
業者側もボトル交換に関しては工夫してくれており、ボトルを持ち上げる必要のない下置きタイプ(ボトルをサーバ下部に設置するもの)のサーバーや、4リットル・7リットルなどの軽量ボトル(パック)を使用するサーバーも出てきています。
ボトル交換や管理に不安を抱えている方も、適切なサーバーを選べば問題ありません。
引っ越し
引っ越しするタイミングでサーバーを解約するケースも多いかと思います。メーカーによっては全国対応していないところもあるため、未対応な地域への引っ越しとなると解約しか選択肢はなくなるのです。
ただ、対応エリア内への引っ越しであれば転居手続きをすれば、引き続きサーバーを利用し続けられることもあります。転居手続きには住所変更が必要なので、WEB上の会員ページや電話などから実施してください。
おすすめのウォーターサーバー
ウォーターサーバーを解約した理由から導き出したおすすめウォーターサーバーを3社ご紹介します。
注文ノルマ無し!アルピナウォーター
ポイント
- 注文ノルマ無し
- 電気代がお得なエコサーバーあり
- 格安なRO水!
注文ノルマがないため水の消費量が少ない方、または消費量の把握が難しい方に最適です。最低発送本数は12リットルボトルで3本と少し多めですが、ノルマがないため2ヶ月に1回の注文や3ヶ月に1回の注文でもOKです。
省エネ機能にも優れており、エコサーバーであれば月に500円程度しかかかりません。エコサーバーには自動クリーニング機能も付帯しており、週に1度は温水をサーバー内に循環させて殺菌しているためいつでも安全で清潔な水が楽しめます。
水は逆浸透膜と呼ばれる特殊なフィルターを通して作られた安全性の高いRO水を、業界で1、2を争う安さである12リットルボトル1本1,134円で提供しています。水の消費量が多く料金が負担になる可能性が高い方にもおすすめできるサーバーです。
500mlあたり | 47円 |
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レンタル料 | 629円 |
月額費用 | 3,897円~ |
水の種類 | RO水 |
宅配方式 | リターナブル |
支払い方法 | クレジットカード・口座引き落とし |
※月額費用は水の値段(24L換算)、レンタル料、電気代を合計したものです。メンテナンス料金は含まれていません。
※価格は税込みです。
レンタル料無料!電気代格安!フレシャス dewo
ポイント
- サーバーレンタル料が条件付きで無料!
- 3つの省エネ機能で70%の電気代をカット
- 7.2リットルの軽量パック
- インテリアとしてもおすすめなスタイリッシュなデザイン
サーバーレンタル料は初月無料であり、2ヶ月目以降も前月2箱以上(1箱あたり28.8リットル)の利用があれば無料となります。3つもの省エネ機能を備えており、電気代の月額料金は業界屈指の330円~です。水の料金は一般的ですが、トータルコストでみるとお得なですね。
7.2リットルパックに対応しているため、ボトル交換に不安を抱えている方にもおすすめです。使い終わったパックは家庭ごみと一緒に捨てられるので、飲み終わった後に保管しておく必要もありません。
また、デザイン性に優れているところもおすすめする理由の一つです。グッドデザイン賞、および2018年にキッズデザイン賞を受賞しており、各方面からの評価も高いです。
スカイブルー・メタリックブラック・ミルキーベージュ・ナチュラルピンク・ペールブルーの5色を展開しているので、お部屋のインテリアにあわせて選べます。
500mlあたり | 86円 |
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レンタル料 | 550円~(条件付きで無料) |
月額費用 | 4,960円 |
水の種類 | 天然水 |
宅配方式 | ワンウェイ |
支払い方法 | クレジットカード・代金引換 |
※月額費用は水の値段(24L換算)、レンタル料、電気代を合計したものです。メンテナンス料金は含まれていません。
※価格は税込みです。
ボトル交換不要!ウォータースタンド ナノラピア ネオ
ポイント
- 水道直結型なのでボトル交換不要
- 水の料金は水道代のみ!
- 3種の高性能フィルターで浄水!
ウォータースタンドは水道直結型サーバーなのでボトルの交換は一切不要であり、水のコストは水道代のみ。東京都水道局によると1リットルあたりの水道料金は平均0.24円なので、月に24リットル使用したとしても5.76円しかかかりません。水の消費量が多くてコストに不安を抱えている方におすすめしたいサーバーです。
ウォータースタンド ナノラピア ネオは3種類の高性能フィルターを導入しており、水道水を徹底的に浄水してくれます。天然ココナッツ由来の活性炭フィルターを搭載していることで、水の飲み心地を整えてくれるというおまけ付きです。
ちなみに6ヶ月に1回の定期メンテナンスが行われますが、無料で対応してくれるのでその都度代金を請求されることはありません。
レンタル料 | 4,400円~※1 |
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電気代 | 150円~※1 |
月額費用 | 4,550円~+水道代 |
工事費用 | 0円 |
フィルター交換費用 | 無料(6ヶ月に1回交換) |
サーバータイプ | 水道直結型 |
支払い方法 | クレジットカード |
※月額費用はレンタル料、電気代を合計したものです。メンテナンス料金は含まれていません。
※価格は税込みです。
この他お得な乗り換えキャンペーンを実施しているウォーターサーバーは多数ありますので、まとめページもチェックしてみてくださいね。
まとめ
ウォーターサーバーの解約手順および解約理由についてお伝えしました。
解約手順は、連絡→解約金の手続き→サーバーの返却作業→サーバーとボトルの返却、と比較的単純です。ただサーバーの返却作業に関しては、水抜きや梱包などをしなければならないので手間に感じる方もいるかもしれません。
解約金をネックに感じて契約に二の足を踏んでいる方も多いと思いますが、最低契約期間終了後であればかかることはありません。自分と相性の良いサーバーを見つければ1年や2年どころか、5年10年と利用し続けるはずです。
水の消費量などをチェックし、自分の状況にあった最適なサーバーを選びましょう!