新年度とともに入園や卒園、入学など子どもを含めた生活環境も大きく変わるこの季節は、何かとあわただしいので目を離すタイミングも増えてしまいます。そこで気を付けたいのが、家庭内でのやけどなどの重大な事故です。
家庭内で起きる子どものやけど事故の原因は、意外なことにウォーターサーバーが大きなウェイトを占めています。
12歳までのやけど事故の原因はウォーターサーバーが多い
製品評価技術基盤機構の調査によると、2016年から2020年の5年間で寄せられた製品事故情報のうち、0〜12歳までの子どものやけどの原因はウォーターサーバーが最も多く、次いでスチーム式加湿機能がある空気清浄機や加湿器、電気ポットなどが挙げられています。
事故原因はさまざまですが、熱水に触れるというイメージしやすいものだけではなく、高温の温水タンクへの接触や電気コードをひっかけたことによる機械の転倒などがあげられています。
やけど処置の基本は大量の流水で冷やす
年齢を問わずやけど処置の基本は大量の流水で冷やすこと。広範囲のやけどなら速やかな医療機関の受診が必要です。
ウォーターサーバーは事故防止機能付きが主流
こうした家庭内での事故を防ぐため、ほとんどのウォーターサーバーでは操作パネルを高い位置に設置したりチャイルドロックを導入するなどの事故防止機能を導入したサーバーが主流です。
高い位置に操作パネルがある機種は、給水のたびに中腰にならないで済むので操作しやすいという隠れたメリットもあります。