肉や魚、野菜といった食べ物に賞味期限があるように、水にも賞味期限はあります。そして、ウォーターサーバーの契約をして水が届くと、いくつかのボトルは災害など、もしものとき用にと備蓄水へ回す方もいるでしょう。
ここでひとつ。開封していない水ボトルの賞味期限って?知らない間に賞味期限が切れて劣化した水を飲み続けていた!といったことが内容にこちらで確認しておきませんか?ウォーターサーバーが取り扱っている、天然水とRO水の賞味期限について把握しておきましょう。
「賞味期限」は水の種類・メーカーによって違う!
まず賞味期限が何かを確認しておきましょう。賞味期限とは、正しい保管をしていれば美味しい状態を保てますよという期間。賞味期限の設定はメーカーによってバラバラ。半年の場合もあれば、1年とされている場合もあります。
また「天然水」や「RO水」といった水の種類によっても賞味期限は異なります。下記で「天然水」「RO水」、それぞれの賞味期限の違いについて見ていきましょう。
「RO水」の賞味期限を紹介
ボトル未開封の場合は、6ヶ月~1年程度が目安
RO水は逆浸透膜(RO膜)という高性能特殊フィルターを通して、微生物やウイルスといった不純物を99%以上取り除いた水となります。RO膜は約0.0001ミクロン(1千万分の1ミリ)でとても細かいため、ろ過されたお水はかなり綺麗な状態と言えます。
そのため雑菌の繁殖するリスクが低く、賞味期限が長めに設定されています。ボトル未開封時の目安は、6ヶ月~1年程度となりますので覚えておきましょう。
ボトル開封後は1ヶ月が目安
前述であったように、いくら高性能フィルターを用いて限りなく不純物を取り除いているとは言え、外気がボトル内に入り込めば話は変わってきます。硬質で頑丈なプラスチックボトルであったとしても開封すると、口の部分が外気と触れ、そこから雑菌繁殖が始まります。一般的にRO水を開封した後の賞味期限は1ヶ月程度と言われています。
「天然水」の賞味期限を紹介
ボトル未開封の場合は、3ヶ月~6ヶ月程度が目安
天然水の場合はRO水とは違い、特殊フィルターを使用していなければ、過分なろ過も行われていません。
そのため純水に近いものでなく、カルシウムやマグネシウムなどといったミネラル成分が含まれているため、ボトル未開封の状態であっても、賞味期限は3ヶ月~6ヶ月程度と短めの設定であることが多くなっています。
ボトル開封後は2週間が目安
天然水はRO水に使われているような特殊フィルターでろ過もされていなければ、水道水のように殺菌効果がある塩素も使われていません。そのためボトルを開封して外気に触れると、雑菌繁殖がとても早いです。
湿気が多いなどといった保管環境や、気温が高いといった季節によっては2週間より早く劣化をする場合があります。
未開封ボトルは「冷暗所」で適切に保管を
RO水と天然水の賞味期限についてそれぞれ見てきました。最後にボトルの保管方法について確認をしておきましょう。未開封であったとしても、食品と同じで風通しが良い「冷暗所」で保管するのが適切。エアコン付近、高温多湿、直射日光が当る場所での保管はもちろんNG。合わせて、水は匂いが移りやすいためペンキなどといった強い匂いがある場所での保管は避けるよう覚えておきましょう。
まとめ
RO水と天然水の賞味期限、そして適切な保管場所について説明を進めてきました。未開封の場合であっても賞味期限はあり、開封をすると利用環境によっては定めの期間よりも水の劣化が早いこともあると覚えておきましょう。
また、備蓄水として保管しておきたい場合には保管場所と、賞味期限の確認に注意をはらいましょう。